
違いが分かれば、自信をもって英語で会話できる。
【英単語ー違いは何?】では、日常で使われる言葉の違いをまとめています。
「entranceとexit」の意味の違いは明らかですが、「entranceとexitの使い分け」はどうでしょう。
「entranceとexit、どう使い分ければいい?」
この記事では、そんな疑問にシンプルに答えていきます。
entranceは入口、exitは出口だけど・・・

- entranceは入口
- exitは出口
であり、意味の違いは明らかです。
例えば、上図のように入口と出口が別であれば、迷うことはありません。
ですが、入口と出口が一緒(出入口)であることも多くあります。このような場合、英語でどのように表現すれば良いのでしょうか。
「出入口」という英語表現はない
まず最初に確認しておきたいことは、「出入口」という英語表現はないということです。
では、どうするのかというと、entranceかexitで表現をします。
ただし、entrane/exitどちらでもOKというわけではなく、「entranceを使うべき時」「exitを使うべき時」がありますので、それをみていきましょう。
「話し手」視点で表現するのがポイント!
「entranceかexitか」
そのポイントはズバリ「話者視点」です。
つまり「話者が外にいれば、出入口は入口」となり「話者が中にいれば、出入口は出口」となります。
実際にイメージと共にみていきましょう。

entranceー話し手が外にいる時

話し手が外にいる場合、出入口は上図のような外観をみているイメージです。
行動としては「入る」ことになるので、見た目の通りに「The entrance」で表現します。

exitー話し手が中にいる時

一方、話し手が建物の中にいる場合、出入口は図のようなイメージです。
行動は「出る」ことになりますので、「The exit」と表現します。

聞き手の居場所に関わらず、あくまで「話者視点」で考える!
話し手と聞き手が同じ環境にいればシンプルですが、話し手と聞き手が異なる環境にいる場合はどうでしょうか。
例えば、
- 話者が外で、聞き手が中
- 話者が中で、聞き手が外
です。具体的にはスマホで会話している場面です。
(スマホで)「じゃあ、駅の5番出口で待ち合わせよう!」
この場合も、あくまで話者視点で捉えることが原則です。
つまり、話者が外にいれば、
「So let’s meet at the entrance 5 of the station!」
話者が中にいれば、
「Why don’t we meet at the exit 5 of the station?」
などと表現をします。
(参考)gatewayー(高く・幅と壁のある)出入口

gatewayは
- gate:名詞
- way:名詞で「a route」
からなる言葉です。
通常の出入口というより、しっかりとした構造でかつ道があるような出入口に対して使うことが一般的であり、gate「way」なので、出入「口」というより大きな「場所(道)」をイメージさせる言葉です。
上の図はバルセロナ凱旋門ですが、このようながっしり奥行きもあり、まさに道があるような構造物はthe gatewayの一例と言えるでしょう。


(参考)doorwayー(ドアが開閉する)場所

doorwayは
- door:名詞の「ドア」
- way:名詞で「a route」
からなる言葉。
こちらもgatewayと同じく基本的には場所(道)を示します。
ドアが開閉するその場所を示す表現です。
上図のように、薄オレンジ色で示したわずかな場所が「doorway」になります。
